今年はまさに彼女の年でした。これで安心して出産に臨めますね。元気なお子さんが生まれることを願っています。この不景気だからこそのFay-Ann旋風だったという気がしますね。彼女をとりまく、結婚(ご存じ彼女の夫はあのBunjiで、ふたりはソカ界のパワーカップルとして有名ですが、彼等のようにきちんと結婚し家族計画などしっかりしているカップルは珍しく、現地では若者世代のロールモデルとして期待されてます)、おなかのベビーと共演とか、父親に捧げた曲での親子の和解など、これでもかというハッピー要素が、社会的に閉塞感漂う中、未来に希望を求めたい空気とぴったり一致して後押ししたのでは?と思います。
Fay-Annは去年も『Get on』でロードマーチを獲ってますが、そちらよりも、今年のロードマーチ2009に輝いた『Meet Superblue』のが断然、メロディアスでオースクなかんじが漂って好きです。シンプルな構成で変に凝りすぎず、すかっとストレートなアプローチなのも逆によいですね、ロードマーチはキャッチーで踊れる曲というのが大前提ですから。しかしトリニの(というかカリブ圏の)女性ソカアーティストは皆、声量が豊かで、スタミナがありますね。生のセットで聴いても、ブラスバンドやサウンドシステムの轟音に負けないからすごいです。
Fay-Ann Lyons "Meet Superblue"