ここのところ、どうも公式サイトよりも先にブログにニュースをアップしてしまう傾向があるなあ…何と言っても更新が手軽なのだ。サイトの方はデザインを考え、HTMLやらJavaScriptやらをその度に書き直してアップするので倍は時間がかかる。(やはり、このブログの記事を通じて日頃からCOSKELのスピリットを理解してくださり、動向を見守ってくださっている読者のみなさんには、いち早くお知らせしたいという思いもある。)
というわけで最新ニュース、新たな販売店のご紹介です。
東京、
マンハッタンに続き、今度はブルックリンのブティックです。
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LUIRE(ルイール)といった、いわゆる『ブラック系ファッション』なるものを提唱する雑誌を読まれたことのある方には、見覚えのある名前かもしれない。"Harriet's Alter Ego"(ハリエッツ・オルター・イーゴ)というブティックで、この度、我々のブランド
COSKEL UNIVERSITYの商品取り扱いが決まった。今のところは、メンズのカリプソアン・ポートレイトT(写真下)を中心としたセレクトとなっている。今週あたりから店頭に並ぶそうなので、お近くにお住まいの方はぜひ散歩がてら、立ち寄っていただければと思う。
このお店、前述のように日本の雑誌でNY特集が組まれると、大抵の場合は紹介されている(下の写真がその引用記事。ルイール2004年11月号のNY特集より)。NYでもファッション好きには広く知られた存在だ。インディーズのデザイナーものやクラフト系の一点物などを中心としたセレクトショップで、アフリカンなデザインのヘッドラップや帽子、ジャズやブルーズ等の音楽にインスパイアされた服などが揃っている。ヒップホップミュージシャン、Dead Prezの公式Tシャツを扱っていることでも知られている。そういった文脈で、COSKEL独特のカリビアン音楽系テイストを気に入ってくれた模様。たまたまお店の方がカリブの国出身で、売り込みに行ったココと意気投合。こういう、カリビアン・カルチャーをハイ・ファッションに昇華した服を一度見てみたかったんだ、まだ誰もやってない新しいコンセプトだ、と絶賛してくれたとのこと。
(余談だが、売り込みに行ったとはいえ、決してブツを持っていったわけではなく、着て、客のフリをしてさりげなく店に入っていったそうだ。そして店の人と『そのTシャツいいじゃん、どこの?』という会話に持っていったとか。そしておもむろに『いや、実はね…自分等で作っててね』と切り出したらしい。この確信犯的行動が功を奏したというわけだ。引っ込み地案の筆者には到底、出来ない芸当である。これぞチームワークの妙。いいんです、ワシは職人担当ですから…ブツブツ)
また店の経営方法もユニークで、新進デザイナーが店に作品を置いてもらった場合、お礼に働いていけ(笑)というシステムだそうだ。要は店番をたまに務めてくれという事らしいが、こちらとしては他のデザイナーの作品も見学できるし、お客さんの反応も間近に見られるしということで願ったりかなったりである。というわけで、筆者もこの夏はこのオサレなお店でちょっくらバイトしてこようと思う。モス・デフやエリカ・バドゥなどの有名ミュージシャンが立ち寄ることもあるそうだ。主な客層も、コンシャスなネオソウル系ブラックの若者やお洒落系の日本人、ヒップなコケイジャンといった人々が多いとのこと。引き続き、夏のコレクションの新作群にも興味を持ってくれているそうなので、我々としては今後の展開に期待大である。
さらに、このHarriet's の他に、似たようなテイストのブルックリン内の某有名ブティックにも、夏コレクション後に何点か卸すことになるかと思う。そちらはコラージュTに特に注目してくれているようだ。全ては今度の展示会の成り行きにかかっているらしい!微妙にプレッシャーだが励みにもなる。詳細が決まり次第、またこのブログでお知らせしたいと思う。
Harriet's Alter Ego
191 Flatbush Avenue
Brooklyn, NY (btwn Dean & 5th Ave)
地下鉄2, 3, 4, 5, or Q ライン、Atlantic Avenue 駅下車
電話 718-783-2074