ソカの最新ヒットから定番の名曲まで、多数の試聴が無料&フルレングスでできるサイトとして知られるカナダ発
『Toronto-lime.com』。先日ご紹介の
『TriniJungleJuice.com』と並ぶ有名トリニ/カリビアン系サイトですが、『Toronto〜』のほうにも、充実の写真ギャラリーがアップされていることはご存知でしょうか?今年も、カーニバルマンデー、そしてカーニバルチューズデーの写真が数多く掲載されています。各有名マスバンドの当日のプレゼンテーションの様子がよくわかって、カラフルな衣装、参加者の弾けるような笑顔を見ているだけでも楽しくなります。
下写真はその一部をバンド別に拝借してきました。クリックで拡大します:
TRIBE
今年のTRIBE、意外にも、公式サイトでモデルさんが澄まして着こなしているより、実際の参加者が楽しそうに着ているほうが、ずっと良く見える気がしました。サイトで見た時は、古いカーニバルのキャラクターをモチーフにしているせいか、ユニークというか、結構、あれっ?という変わったデザインが多かったのでどうかなと思ったのですが、さすがはというか、全くの杞憂でした。やっぱり、全体に作りがしっかりしていて、見栄えがしますし、デザインがよく練れている印象です。来年はTRIBE狙いにしようかなあ…どなたか、ご一緒に参加しませんか?まあ、来年2月のお話ですが(笑)。でも、今年の8月から予約が始まりますからね、そんなにものすごく先のことでもないのです。今からのご検討をおすすめします!
写真上段左から、それぞれ、トリニダード・カーニバルの伝統的なキャラクターをモチーフにしたデザインです。写真左から、帽子が特徴的な『Fireman』、小悪魔をイメージした『Imp』、ふくよかでドレスを着た女性キャラにちなんだ『Dame lorraine』です。
写真下段は、左から、ピエロのような悪魔がモチーフの『Jab Jab』のフロントライン(最も高額なコスチュームで、こちらは日本円で10万円近いはずです)、コルセットがキャバレーの踊り子のような印象の『Jamette』、龍のキャラクターをアレンジしエキゾチックな『Dragon』セクションです。
Island People Mas
『サハラ砂漠』をテーマに展開した今年のIP。写真上段左は、アフリカ風の『Nubians』セクションに参加した、NY在住の友人夫妻です。一緒に行かないかと、最後まで誘ってくれていたのですが…彼等の楽しそうな様子を見ると、行けなかったことが本当に残念〜。彼等の他に、COSKELのモデルたちも2名ほど、今年のIPに参加していまして、また、日本からの知り合いの方々も数人いらした上、個人的にも、レジストレーションについて事務所に問い合わせをしたこともあって、筆者にとってはなじみ深いバンドになりました。
クリケットの大スター選手、ブライアン・ララや政治家などのローカル・セレブの他、ソカ・アーティストのMachelやMaximus Dan、そして、日本のMinmiさんも参加されていました。Minmiさんの当日の写真が、先日ご紹介のTriniJungleJuice.comのギャラリー、
Island People Mas Carnival Tues Pt 2で何点か見られますので、ファンの方は必見です。コスチュームがよくお似合いで素敵でした。トリニのためのマニアなサイトなだけに、おそらく、日本のファンの方々は、掲載をほとんど知らないのではないでしょうか。ちなみに、『TUAREG』という紫色のセクションの衣装です。
Island Peopleのコスチュームですが、概ね期待通りと評判は良かったものの、実物のほうが展示場やサイトで見るより安っぽかった、というセクションがいくつかあったようです。生地が安価なものに変更されていたり、石がはめ込んであるようなものは、着用してすぐに取れちゃったりなどのトラブルもあったそうです。高額なものだけに残念ですね。
なお、写真上段中央、淡いベージュのコスチュームは、超人気で即完売だったセクション『Sacred Sand』、一番右の、不死鳥を思わせる炎のようなオレンジのものは、有名デザイナー、Sonia Mack女史によるスペシャルセクション『LE SOLEIL BRULÉ』です。ショービズ界の一流デザイナーが直接手がけただけあって、IP内の他のセクションとは一味違う豪奢で凝った衣装を見せてくれましたが、もし来年も女史がIPのセクションを手がけるなら、ぜひ、参加希望リストに入れたいと考えている筆者です。
写真下段は、左から、やはり完売で、宝石をイメージした『Jewel of the Nile』、鮮やかなブルーの『Oasis』、夕陽をイメージした『Sahara Sunset』です。どれも奇麗ですね!
Harts
写真一番左の女性は、'98年度のミス・ユニバースとして名高いトリニダードの宝石、Wendy Fitzwilliamです。さすがに、今も変わらず美しいですね〜。クジャクの羽が似合い過ぎです。このゴージャス衣装、彼女以外に着こなせる人は、まずいなさそうです。
トリニダード人には、アフリカ系、インド系以外に白人富裕層もかなりおり、Hartsはそういった人たちや、Wendyのようなセレブ、ヨーロッパからの裕福な観光客が集まるハイソなバンドとして知られています。が、そのHarts、公式サイトは何か全体に色がどす黒くて(爆)あまり洗練された作りではないので、損をしている気がします。もっといいサイトにすれば良いのに。実物の衣装のほうがずっときれいでお洒落です。
Genesis
トロイをテーマに、ギリシャ風の衣装を展開しました。特に、ケープのついたデザインは、布使いがちょっとユニークでお洒落ですね。自分が参加することはないかなと思いますが、地元ではなかなか人気のあるバンドです。
Pulse 8
最大で45セクションとも言われた超巨大バンド、Poisonが分裂して出来たうちの1バンドがこちら。今年初めてのプレゼンテーションのテーマは、『カクテル』。アルコール・ドリンクにインスパイアされた、カラフルでそつのないデザインを見せてくれました。無難にまとまっているだけに、エキサイトメントにはやや欠けるかな?マニッシュな中折れ帽を合わせているのは、ミスマッチで可愛いですね。
Legacy
写真左は、日本のソカ・ダンスチーム『Toro Cha Cha』のメンバーさんとお友達の方々です。可愛い〜。さすがダンサーさん達、ばっちり着こなしてらっしゃいますね。ところでLegacyのコスチュームも、セクションによりますが、ローンチングでの発表やサイトの写真より、実物のほうがずいぶんと人気が高かったようです。やっぱり、ネイティブ・アメリカンモチーフは鮮やかで映えますね。特に、ふわふわの羽つきボンネットは可愛くて、個人的にかなりツボです。TRIBEやIPよりは価格も抑えめでありながら華やかなデザイン、そして、要事前予約&売り切れご免、というプレッシャーもなく、現地に着いてから申し込み、試着する余裕が十分あるという点も評価できますね。
Trini Revellers
今年は残念ながら、最優秀バンド賞の座をBrian Macfarlaneに開け渡しましたが、『フランス革命』をテーマに、様々なテイストのセクションを色とりどりに展開して、貫禄を見せてくれました。若者の多いビキニ&ビーズバンドに比べ、体を覆うデザインなど、バリエーション豊富で選べること、また、より舞台美術的要素が強いことからか、参加者の年齢層は全体的に高いようです。
さらに多くの写真をご覧になるには、以下のリンクからどうぞ!時間を忘れて見入ってしまうこと、間違いなしです:
TnT CARNIVAL TUESDAY (Toronto-lime.com)
上で取り上げた各有名バンドの公式サイトへのリンクは、
こちらの記事からどうぞ。公式サイトのモデルの写真と、実際のロードの様子を見比べてみるのも一興です。筆者はやっぱり、カーニバル当日の参加者の生き生きとした表情に勝るものなし、と思います!