NYも今、カーニバルウィークエンドまっただ中ですが、こちらはひと足先、8月末に行われたイギリスはロンドン、ノッティングヒルのカーニバルの様子です。何と、日本のスポーツ新聞のサイトの
記事で見つけました。写真はAP通信とロイター提供ですが。案の上、オヤジ目線な見出しというか、セクシー衣装に目が釘付けだのとやたらに連発していますけど(笑)。
まあ、記事の中で紹介されているゴールドのボディペイントの女性は、ブラジルの人かもですね。トリニのカーニバルでは普通、ああいうのは御法度というか、過剰な露出はひんしゅくを買う傾向があるので… あと、パレードの参加者を『ダンサー』と呼ぶ事もまずしないです。ブラジルのように、サンバスクールでダンスステップを学ばないといけなかったり、ダンスの技量で階級が決まっていたり、プロでないと豪華な衣装は着られないというものではないのですね。基本的には、コスチュームを買ってマスバンドに登録すれば誰でも参加できます。その辺の自由度と、音楽がサンバかソカかという点が、ブラジリアンとカリビアン(トリニダディアン)スタイルのカーニバルの決定的な違いではと思います。なので、トリニダードでは、マスカレーダー(仮装する人)とか、レヴェラー(酒宴をして騒ぐ; 大いに楽しむというrevelという語から)という呼称が使われるのが一般的です。
ところで、これらの写真を見るにつけ、NYと違うな〜と思ったのが、沿道で警備に当たっているお巡りさんたちのお茶目なノリ。ちゃんとマスカレーダーからのwineを受けてます!NYのパレードでも同じ光景を見たことがありますが、NYPDの警官は文字通りの仏頂面でド無視してました…野暮もいいとこです。英国のほうが、お役人も粋と言いますかユーモアのセンスがあるんだなーと思わざるを得ませんね。なんかうらやましい。首に花輪までかけちゃってるし。
しかしまあ、こうして世界中を巻き込んでいくトリニダード人のパワーには、いつもながら感心させられますね。
他にも、BBCのサイト等で写真アルバムが見られます。やっぱりカーニバルはいいですね:
Notting Hill Carnival