我が家の窓からの風景。
皆様、ご無沙汰しております。到着してからもう一週間…早過ぎる〜。連日、遅く起きて昼過ぎから深夜過ぎまで家に籠りっぱなし、大音量のカリプソ/ソカ漬けで作品制作&展示会の準備作業というルティーンを続けているため、世間が今どうなってるのか良くわかっていません(爆)。ブルックリンというか半径1キロ以内からは一歩も外に出てない感じで、食料を買うとか、プリンターのインクを買うとかいう用を足すときだけ、地元でうろうろするのみ。まだマンハッタンにも行ってないし地下鉄も乗ってないし…
お出かけらしいお出かけといえば、着いた次の日にダラーバン(ブルックリンにしかないカリビアンの乗り合いタクシー)に乗っかって、ダウンタウンの方にタイ料理を食べにいって、その帰りにちょこっとマンハッタンの夜景を見たぐらいか…夜景のほうはこんな具合でした(下写真)。相変わらず素晴らしい眺めだけど、やっぱり例のツインタワーがあった時の絶景は格別だったな…としばし寂寥にひたってしまった。
さてさて、ここNYも連日、なかなかの蒸し暑さ。が、どうしたことか常夏のカリブ出身のココ氏のほうがバテ気味。曰く、カリブの天候は湿度が低いから、たとえ40度あったとしても過ごしやすいのだ〜、とのことで、ひとり汗だくになっておられる。先月の東京の異常な暑さをやり過ごした者としては、このぐらいの湿度&暑さはどうってことないスよ。やっぱり日本は、高温多湿を絵に描いたようなアジアの国なんですな。
展示会の準備のほうは着々と進んでおります。ヤバい新作が次々とできちゃってます!公式サイトの方に、当日のリポートと共に商品写真もアップしますので、しばしお待ちください。
お越しいただくゲストの方々には、本日(22日金曜日)、招待状をメールさせていただきました。行くって言ってあるのにまだもらってないよ、という方はご一報ください。急に参加したくなった方、今からでも遅くないですよ、来週29日の開催ですのでお知らせください。かーなーり、盛り上がりそうです!
おかげさまで、COSKELファンはここNYでも着実に増えている模様です。展示会でモデルをやりたいと志願する方も続々と現れました(笑)。その他、歌、スティールパン(ドラム)、アイアン(鉄くずの打楽器)などで、一曲披露したいという方なども!何やら盛りだくさんの内容になってきました。また、以前カリプソニアンTを卸したブルックリンのブティック、
Harriet's Alter Egoの店員さんがうちの商品をお店で着てくれたおかげで、それを見たお客さんが共感して、我々の全くあずかり知らぬところで、カリビアンの集まる掲示板に我々の展示会の宣伝を投稿してくれていたりということもあってかなり感動!全然知らない方なのでますます感動。もちろんその方も展示会に来てくださるそう。こうやって輪が広がっていくんですなあ…ありがたい事です。
で、そんな毎日の作業中に、休憩がてら、窓の外を激写(?)してみた。下は、うちの斜め前の日用雑貨/食料品屋の店先。例の
Carib カリブビールのサインが出てるところが何ともFlatbushです。
さて、冒頭の写真は、これまたうちの斜め前にある教会が、この夏、パワーアップ(笑)の図。帰って来たらこんな色になっていた。前は普通のタイル張りみたいな外壁だったのだが…何か思うところがあったのであろうか。以前も少々書いたことがあるけれど、Shango シャンゴ神を祭る、アフリカ・ヨルバ族を紀元とする宗教をやっている教会である。キリスト教になぞらえた形をとっており、カリブ諸国の中でも主にトリニダッドで信仰されている。太鼓がドンドコ、非常にエキサイティングな礼拝が特徴だ。David Rudderの歌にも、シャンゴ神を讃えるチャント(呪文というか、まあ、仏教でいうならお経かな)のフレーズがしばしば登場する。ココも子供の時分、家の近所で夜中まで打ち鳴らされる礼拝の太鼓を夢の中で聞いているうちに、アフリカン・ドラムの叩き方を自然と覚えたそう。
何ともカリブ濃度の高いFlatbushならではの風景。こんなんでもNY。奥が深い街ですね。