この『D Krewe』(ディ・クルー)も、まずはメディア&招待客向けのローンチで
プレビューを行い、その後しばらくしてパブリック向けのローンチでバンドの全貌をお披露目、という形を取りました。よって、その間に新しいデザインが追加されたり、あるいは発表済みのものに手直しが加えられたりしたわけなんですが、結果、かなりの規模になることが判明しました。外部の団体からのゲストセクションも含めると、全19セクション、Trini RevellersやTRIBEに次ぐ大型バンドとなるようです。よいスポンサーがついたのか、Revellersからの独立後、初のプレゼンテーションにも関わらず、かなり潤沢な資金があるんだなーと感心です。おとといにはNYでもローンチを行ったほどです。
一部の情報によれば、各セクションの定員は200〜300人、コスチュームの価格帯は女性用のバックライン(派手な背中の飾りや、巨大なヘッドピース等がなしのスタンダードなタイプ)で395〜445米ドル、男性用で315米ドル程度と、決してお安くはないものの、他の人気バンドに比べるとかなり譲歩した価格となっているのに驚きました。コスチュームの豪華な印象からすると意外な気がします。19セクションもあれば必ず好みの衣装が見つかるでしょうし、また男子コスにも気合いが入っています。
追加発表分からいくつかピックアップしてみましたが、『Love is...』をテーマに、様々な『愛の形』を表現しているだけあって、どのコスチュームもセクシーでゴージャスな迫力があります。TRIBE等に比べて全体にオトナっぽい印象ですね。羽づかいや全体のバランス感などにブラジリアン色が強く、コスチューム自体に斬新さはないものの、精緻なディテール、豪奢なヘッドピースと、いずれも文句のつけられない完成度と美しさです。
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もちろん、いろいろなサービスが込み込みのオール・インクルーシヴです。バンドの方針として、ブラとパンツいっちょに何百ドルもかけるのはおかしい、払ってもらった金額に釣り合うよう、そして全てのマスカレーダーに満足してもらえるよう、サービスをとことん充実させていくということだそうです。これは頼もしいですね。
当然、そのように宣言するだけあってロードミュージックのほうも抜かりなしです。トリニダードを代表する人気バンドのひとつTraffik(ということは、Shurwayneがもれなくついてくるはずです)と、Dil E Nadanという人気上昇中のバンドがダブルで専属出演の上、DJ陣も豪華なものになるようです。
TRIBEかIPが良かったけど、決められなかったという方には朗報かと思います。しかしD Krewe、思った以上のスケールで展開してきましたね。19セクションとは…ジャッジングポイント(パレードのコースの中で、バンドコンテストの審査を受ける通過地点)で、彼等の後ろで順番待ちさせられる他のバンドはうんざりですね、きっと…
公式サイトのUPやレジストレーションについてはまだのようですが、パブリック・ローンチでの写真を以下よりさらに見ることができます。一部のセクションで、あえてふくよかな体型のモデルさんを起用したことでも喝采を浴びた模様です:
D Krewe 2k8 Band Launch - Love Is